なんだか今日は賑やかだな…
2016年12月22日。
少し早いクリスマスパーティーがシェアハウス「コクリエ」で開催された。
主催はコクリエを運営しているユニキャストのインターン生である櫻井君。企画から運営までほぼ彼一人でやったそう。ものすごく詳細に書かれた企画書を提出してまでインターン先の企業に協賛をもらおうとするあたり、さすがの行動力。いや、腹黒い。これが今イベントの魅力の一つ、参加者に「激安」で大量の肉、ピザ、ケーキを提供できた理由である。
当日は30人ほどが集まっており、みんなで作るパーティーという印象を受けた。みんなで料理をし、ゲームをし、笑っていた。工学部は静かそうな人が多いと聞いていたので意外だった。(まあ櫻井君がいる時点で静かなはずがないのだが)。
「学生(特に地方学生)はもっと社会人と会ったほうがいいと思う。職の情報収集をし、視野を広げる必要がある。今回クリスマスパーティーをここで催す理由も『学生と社会人を繋げる場が必要』を主軸に『会社の学生認知を広げてほしいという依頼』、『このような場を提供できるのは自分しかいないのでは』の3点から。主軸に挙げた学生と社員に接点を持たせることを始め、会社紹介、オフィスとコクリエの内覧も実施するのでぜひ覗いてほしい。」と彼はドヤ顔で話していた。
イベント終了後、参加者たちは満足した表情でコクリエを後にした。これからみんなで二次会に行くらしい。しかし、余ったアメリカンサイズのティラミスを片付けるために一人残っていた櫻井君。誰も待ってくれていない状況から察するに蚊帳の外のようだ。彼にとってはいつものことなのかもしれないが、さすがに可哀そうである。
声をかけると
「僕ですか?僕はこれからクラブに行きます。」
拭き残しのティラミスが付いた口で彼はそう告げ、一人夜の街へ消えていった。コクリエの眩い灯りのせいであろうか、彼の瞳は潤んでいたように見えた。
櫻井君の悲しげな表情とは裏腹に、学生の絆を深め、いちIT企業を知るきっかけを提供できる有意義なイベントとなってよかった。今年はコクリエが日立活性化のプラットホームとなり、より多くの人に利用される場にしたい。
(本記事は私、櫻井がユニキャスト社員の目線から勝手に書いた内容であり、一部フィクションが含まれています。)
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